入館料は日本一!?オリジナルが一点もない謎の美術館

前情報があれば、その値段に納得します!

日本の美術館の入館料相場はだいたい1,000円、高くても1,500円ぐらいです。
しかし、日本一高い美術館の入館料はなんと3,240円もします(一般、2016/1/4現在)。
西洋名画が1,000点以上展示されているにも関わらず、そのすべてがレプリカ、
つまり偽物であるということが最大のポイント。
ただこれだけ聞いたら「ありえない!」なんて叫びたくもなりますが、それはまだ知らないから。
聞いたら絶対行きたくなる、不思議な美術館をご紹介します。

大塚国際美術館


出典:川西工務店

徳島県は鳴門市にある鳴門公園の中にこの美術館はあります。
大塚国際美術館はあの大塚グループ(大塚製薬とか)の創立75周年記念に建てられた
日本最大級の広さを誇る常設展示の美術館です。
ちなみに、鳴門公園の中にあるというぐらいなので有名な「鳴門の渦潮」を見るスポットまで
徒歩10分から15分ほどで行くことが出来ます。
公式サイト:【よくある質問】鳴門の渦潮は近くで見られますか?

前置きが長くなりましたが、この入館料の高さとすべてが偽物である理由です。
それは、大塚グループの大塚オーミ陶業株式会社が開発した、特殊技術によって作られているから。
具体的には、陶器の板になんと原寸サイズで各名画を焼き付けているんです。
公式サイト:陶板名画とは


出典:COLOCAL

ただ、特殊技術と聞いても3,000円以上も入館料を取られることに納得するまではいかない人もいますよね。
実はこの技術を用いたことにより、オリジナルの現物で起こる色褪せなどの作品劣化がないのです。
しかもこの作品は色彩までもを忠実な再現をしているため、原画を見ているのとほぼ変わらない迫力があります。
さらに、かの有名なダヴィンチが描いた「最後の晩餐」、修復前と修復後がありますがあれを
原寸サイズで見られるレプリカは世界的に見ても唯一ここだけなんです。
つまりは、この特殊技術は世界に誇るものなんです。


出典:とみりり日記

まだこの美術館ならではの点があります。
数多くの名画が並んでいるのはもちろんのこと、それらを撮影したり間近に見たり、さらには実際に触れることも。
(ただしその際の注意点や作品を傷つけないなどの一般常識はしっかり守りましょう。)
公式サイト:【よくある質問】写真撮影は出来ますか?
原画が展示されている本場の美術館では、こんな至近距離で作品に触れあうことなどできません。
ある意味、レプリカだからこそ可能な展示方法なんです。

そして、良い意味で一つ注意点があります。
美術館と言うと特に日本の物はさほど広くないイメージの人が多いかもしれませんが、そんなちょっとやそっとじゃ見きれません。
作品すべてを見て回る経路の長さは、なんと約4km。
それだけ多くの作品が大きく展示されているという意味でもあります。
作品に詳しくないという人に向けたガイドや、各地からツアーも出ていますので知識不足や
仮に一人で行く場合の不安を感じる方はこちらに参加するのも良いでしょう。
公式サイト:各地からのツアー情報


出典:美術館訪問記

たくさんのご紹介をしてきましたが、正直まだまだたくさんあるんです。
それについては、実際見てさらに驚きや感動を味わっていただきたいと思います。
入館料日本一は伊達じゃない、ということですね。

◇LUPIHAPI TOP
https://lupihapi.com/mall/html/

※この記事の情報(個人の感想等を含む)及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、正確性、完全性、有益性、その他一切について責任を負うものではありません。
広告