十数年に一度しか見られない、砂漠の花畑
その名もフラワーリング・デザート
植物が育たない、育ちにくい場所で砂で覆われた広大な地というイメージの砂漠ですが、
そんな砂漠が十数年に一度巨大な花畑と化すところがあるのを知っていますか?
筆者も「砂漠で花畑なんてそんな~」と思ってましたが、本当にあるみたいです。
しかもそこは世界一乾燥する砂漠とまで言われる場所。
降水量が少なく、別名死への道とも。
なぜ、そんな砂漠に花畑が?ていうか、どこ?
アタカマ砂漠
南米チリのアンデス山脈と太平洋の間にあるのがこのアタカマ砂漠。
普段はこんな感じで私たちのイメージ通りな砂漠の景色。
これがフラワーリング・デザート、例年の数倍の降水量があった時だけ
全面に大量の花々が咲く光景が見られるんです。
その光景が、こちら。
出典:boredpanda
出典:RETRIP
思わず「え!?」と言いたくなるような、本当に一面の花畑。
全部で200種類以上の花があるそうですが、これだけ咲くにはまとまった大雨が必要。
2015年は初めて1年に2回フラワーリング・デザートが起きたのですが、
1回目の3月に降った降雨量は半年に7年分という異常気象。
そして2回目はご存知の人もいるかと思いますがハリケーン・パトリシアによるもの。
「砂漠に現れた花畑」とだけ聞いたら素晴らしいものですが、その前に
多くの被災者がいたことを忘れてはいけませんね。
とはいえ、アタカマ砂漠自体がどうこうというわけじゃないので、是非行っていただきたい場所。
砂漠ゆえにこの壮大で世界一とも言われる星空を見られることでも有名ですので、
今後チリ周辺の天候等チェックして、サプライズで連れて行ったら最高です。
次はいつになるか分かりませんが、周知されてからじゃ遅いかもしれませんよ?
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