観光客の7割がダイビングに！新日国パラオってどんなところ？

更新日：2016.1.27

大小200～400以上の島々からなる国

日本から南下し、直行便の飛行機でおよそ4時間半の場所に位置する国パラオ。
時差はなく、冬が無いまさに常夏の島と呼ばれています。
これだけ多くの島があるにも関わらず、実際に人がいるのはそのうちの10もあるかどうかです。
人口およそ2万人程度、日本で一番少ない鳥取県でも約57万人（2015/10時点）なので相当数です。

国旗は日本への敬意を表し「月の丸」

出典:Wikipedia

1994年に独立国家としてようやく認められたパラオですが、その国旗は通称「月の丸」。
これは青い海に黄色の満月を指し示しているのですが、「日の丸」つまり太陽を象徴する日本に
遠慮をして満月。さらに中心から少し左にずらすことで日本への敬意を表しているそうです。（諸説あります）
なぜここまで親日国なのか、それは歴史的背景があってのことです。
昔パラオはスペイン、ドイツの植民地とされた後に日本の委任統治領となったのが第一次世界大戦後。
その際に、今までされてこなかった学校などのインフラ整備が積極的に行われ、
当時の人口も2万人から5万人へと経済成長を遂げました。
しかし世は第二次世界大戦が始まり、後半ついにパラオは戦地と化してしまいます。
日本は3日で終わると見込んだ戦いはなんと72日間にもなり、その間耐え続けましたが敗戦となりました。
この時、民間人の死者は0と伝えられています。
また、アメリカ兵が放置した日本兵の遺体もパラオの人々が葬り、現在もその墓は残されています。
その後アメリカの委任統治領となりましたが、このことがあり、パラオはなおも親日の心を持ち続けたとのことです。

観光地としてとってもオススメ！

出典:MERY

パラオがどうして親日国なのかざっくり分かったところで、本題の観光についてです。
まず言葉についてですが、パラオ語・英語が公用語とされていますが日本語も使われていることが多いので
英語に不安のある人でもそれなりにコミュニケーションは取れますよ。

では、まず筆者が一番オススメしたいのはジェリーフィッシュレイク！

出典:wonder trip

簡単に言えば、クラゲと一緒に泳げます！
クラゲと言われると普通は刺されてすごく痛い・・・なんて感じですが、ここのクラゲは極めて毒性が低く
触っても問題ないどころかそれが醍醐味となっています。
それでもやはりいきなりは怖いという人は、ダイビングスーツを着ている人もいるので
まずはそこから入ってみるのもいいでしょう。

続いては先ほどのジェリーフィッシュレイクが出来る場所そのもの、ロックアイランド。

出典:Palau style

実はここ自体観光スポットの宝庫みたいな場所で、白い泥が沈殿して海の色が
心穏やかにしてくれるミルキーウェイや自然な浸食によって出来上がった通称クジラ島、
さらに日本人なら皆が知ってるあのゼロ戦が眠る場所などさまざまあります。
そもそもロックアイランドは445の無人島から出来ていて、これだけの景観は世界複合遺産にも登録されています。
（最近世界遺産のことが多いですが、ほんとにたまたまなんですよ）
ツアーが組まれていることが多いので、効率よく回りたいならツアーで行くのも手です。

また、日本人としてやはりペリリュー島にある墓・慰霊碑には足を運んでいただきたいです。

出典:大東亜戦争遺跡